しさくろく

試作録、思索録、詩作録、…etc

興味を集めることの難しさ ―― 心から楽しいと思うことを共有する勇気と大切さ

今日も懲りずに薙刀式練習なのだけど、内容は最近よく考えていることについて。

みんな自然とそうなっていると思うのだけれど、仲間や家族や会社というのは、基本的には多くの共通点を持っていると思う。共通点が多ければ多いほど話は弾むらしいし、自然と惹かれ合うという。

逆に、興味のない人に興味を持たせたり、やる気を出させるというのは非常に難しくて、疲れるというのを最近感じるようになった。

もちろん自分のやっていることに興味を持ってもらいたいとは思うし、自分のやった成果を何かの折に発表したりすることはある。けどそれとは違って、例えば仕事だからといってやる気のない人のやる気を引き出したり、興味を惹いたりというのは、たまにはやってもいいとしてもどこかで限界がくる。

特にコロナ禍でのリモートワークであったり、副業であったり、仕事のスタイルが多様化したことによって、互いに興味がない時間というのが存在するようになった。これは逆にいえば個々人の時間をとれるようになったということでもあるので当初は自分も歓迎していたのだけど、互いが互いに興味がないということほど辛いことはないと、この2年間で強く感じた。

先週からの転職ではそのことをかなり強く意識していて、会社選びでは大前提として、社員がみんな会社のやっていることに強く興味を持って自律的に動いていて、各人がそれぞれのやっていることを本心から好きでいる会社を選ぶことにした。

これって以前はなんにも感じてなかったのだけど、レアなことだと思う。特にこれが高い報酬がないなかででもやっているのはさらにレアかもしれない。他方でボランティアとはちょっと違うかなとも思ってて、その辺のバランス感覚は難しいのだけど、自分のやっていることに全員が信念を持っているというのは尊いことだと思う。

その土俵を作るには、心理的安全性を担保することも大切だろうし、何より各人が本当に面白いと思うことを実践して、それを仲間に心置きなく共有できることが、一番大切なことかもしれない。

…… 最近はそんなことを考えつつ、日々どうやったら楽しい毎日になるかばかり考えていたり。夏の夜の戯言。