しさくろく

試作録、思索録、詩作録、…etc

Astarte配列 設定ファイル (やまぶきR / Karabiner-Elements)

前の記事Astarte配列を取り上げたが、早速設定ファイルを作ってみた。

おまけというか自分的には本命なのだけれど、Programmer Dvorakのテイストを加えた、Programmer Astarteも作成した。最上段がProgrammer Dvorakと同一になっている。(Astarteの作者がDvorak経験者だったためか、偶然にも親和性が高い。)

【追記】さらにAstarte+も追加し、これもProgrammer版を考案。より改定したAstarte++も記載。

Astarte

Astarte配列の作者紹介ページ

Programmer Astarte

Astarte+

元にしたAstarteバーストの作者紹介ページ (記事下部)。記号以外はAstarteバーストと同じ。

Programmer Astarte+

【1/28 追記】長音「ー」がやや打ちづらい点に注意。代替案は後述。

Kayboard Layout Analyzer用の解析ファイルは以下。

Programmer Astarte++

【改定記録】

  • Programmer Astarte+の長音「ー」が打ちづらかったので、「!」と入れ替えてオリジナルに揃えた版を作成 (v0.1)。※ v0.2からCの位置を変えるなどしていて、Astarte+と区別するために名称はAstarte++としている。
  • さらに微調整を加えた版をv0.2として改定。
  • 「!」と「?」をシフト面に移動したものをv0.3として改定。

(分析用ファイル) ※ v0.2時のもの。



なおいずれも、CtrlQwerty / CmdQwerty になっている点に注意(Ctrl/Command押下時の設定が書かれていないだけ)。

AstarteP (Programmer Astarte) においては、Astarte配列に既に /? キーが定義されているため、Programmer Dvorakにおける /? キー が -_ キーに置き換わっている点に注意。同様にこのキーがオリジナルのAstarte配列との重要な違いとなっている(長音「ー」の打鍵に注意)。【追記】Astarte+ではZが移動した関係で位置が異なっている。がペアで打たれると想定し、交互打鍵になるようにした。

ちなみにyabからjsonへの変換は以下のウェブアプリで行ったのだけれど、やまぶきR用のファイルの視認性の高さが改めて素晴らしい。

https://potting.syuriken.jp/webApps/Yama2Kara/index.html

(なお、yabはShift-JISでないとやまぶきRに正しく読み込まれないので注意。ウェブアプリの変換ツールではUTF-8にしなければ読み込まれないのもまたややこしい。)

Astarteの第一印象

この記事自体も練習を兼ねて一部Astarteで打っていて、ファーストインプレッションとしては非常に打ちやすい。気になるストロークZOPOAY だけれど、これは慣れかもしれない。(【追記】Astarte+にてこれらは改善されている。)

今まで新下駄配列 + Programmer Dvorakで打鍵していて、ローマ字配列を変更したことがなかったのだけれど、日本語と英語が同じ配列で打てるというのはこんなにも心地が良いのかと感じた。

今回自分がAstarteを練習しようとしている動機は、仕事(エンジニアリングやチャットコミュニケーション)ではQwertyを自然に使ってしまう現象をどうにかしたいというもの。

原因の本質的には、Dvorak配列の持つ問題と、新下駄配列の初速の遅さ(高速打鍵時の同時シフトによるストレスと速度低下)と、同時シフトにおけるミスタイプの多さにあると考えた。そうした問題をAstarteにより解決しつつ、ローマ字配列の持つ、高速で正確な打鍵があれば、業務でも使うのではないかと感じた。

将来的には、現在の「新下駄配列 + Programmer Dvorak」とQwertyの併用から、「新下駄配列 + Programmer Astarte」をメインにしてQwertyをたまに使う感じに移行したい。1〜2ヶ月程度で移行できればというところ。

あとはショートカットキーやVimまわりでQwertyに戻してしまう現象を回避できればという点だけど、これは仕方ないと思いつつ、AstarteはQwertyのショートカットキーの一部をそのままにしてあるので、期待したい。(ただ、自分が使ってるのはCtrlQwerty/CmdQwertyなので無意味かもしれない。)

移行については、Dvorak配列(Programmerではない方のDvorak配列)の時も感じたのだけれど、覚えるキーが少ないので、ブラインドタッチ自体はすぐにできる。また、Dvorakとも大本になった考え方が似ていて、かつローマ字ルールがわかればすぐに覚えられるので、さほど違和感はない。Programmer Dvorakとの親和性が高かったのも、幸いした。

ただ、QwertyDvorakAが同一であったため、Aの位置を無意識レベルで変更するのは時間がかかるだろうし、高速打鍵するには総じてかなりの時間がかかると予想される。Astarteの場合はローマ字も英字も同じ配列でいけるので、両方ともAstarteで打つようにすればすぐに上達すると思うけれど、ブログを新下駄配列ではなくAstarteで打つ(ローマ字配列で打つ)のはまだ若干抵抗があるので、しばらくの辛抱だと思って練習したい。