過集中や脳疲労に、なぜマインドフルネスが効果があるのか
ブログを立ち上げたものの、結局何も記事を書いていなくて、これが初記事です。
今までもいくつかブログをやっていて、ブログに限らずですが、何かを始めるのってすごくエネルギーが要りますよね。
制作活動は集中力が必要で、頭が疲れる
制作活動をしていると、どうしても 過集中 と 脳疲労 は、避けて通れないと思います。
自分は仕事でプログラミングをやっていますが、プログラムを書くというのは集中力が必要で、脳疲労が大きく、この2つは大きな課題としていつも自分の頭にあります。
何か大きなことをしようとすると、すごくエネルギーが必要です。その結果すごく集中して、過集中 が起こり、その次の日とかに大きな疲労感が 脳疲労 としてやってきます。
(※ 実際に "脳が疲労" しているかどうかは賛否両論あるので、ここでの脳疲労とは、頭が疲れたなぁ、ボーッとするなぁ、と感じるタイプの 疲労感 を指すことにします。)
それで、結局ぐたーっと疲れてしまうのですが、この疲労をできるだけ早く回復するにはどうすればいいでしょうか。
まず10分くらいボーッとする
まず、疲れたなーと思ったら、一番良いのは、とにかくボーッとすることだと思います。特に、脳疲労を感じるときは頭が疲れたなーと身体が感じているので、その感覚を無視しないで、素直に身体が感じる通りにボーッとするのが一番です。
でも難しいのが、ボーッとする "方法" です。実際「何もしないで」と言われても、何もしないでいるのは案外難しい。
ここで大切なのがマインドフルネスです。
他の記事や書籍でも語られていることですが、脳疲労の解消にはマインドフルネスが一番だと自分は思ってます。
マインドフルネス = 感覚を研ぎ澄ますこと
でもマインドフルネスって聞くと、瞑想だとかヨガだとか、そういう気難しいイメージがあってなかなか手がつけられない気がしちゃいます。
確かにそういう 形 から入る方法もあると思うのですが、自分は、マインドフルネスとは結局、感覚を研ぎ澄ますことだと思います。
脳疲労が起こりやすいときって、どういうときなのかを考えると、自分自身が "ないがしろ" になっているときです。いろいろとやらなきゃいけないこと、やりたいことが頭の中に次々と思い浮かんで、スマホやパソコンに向かって集中してしまう。
そんなとき、肩が凝ったり、腰が痛くなったりする原因は、身体の感覚を無視してしまうことにあります。
身体が痛かったり、頭が疲れているときに、マッサージしたりお風呂に入ったり、気持ちいいですよね。少なくともマッサージしているときやお風呂に入ってるときは、多少なりとも身体が凝っている部分を意識すると思います。それこそが大切なんじゃないかと思うんです。
自分の身体の感覚に耳を傾ける
まずは、自分の身体の感覚を、そっと聴いてみるといいと思います。
でも、身体の感覚が出しているサインは大抵、すごく小さいシグナルなので、よく耳を傾けないと感じることができません。
なので、まずは自分の身体を手でなぞってみたり、凝っている部分を動かしてみたり、温めてみたり、そういうことから始めると良いと思います。
まずは10分、そうやって身体の感覚を研ぎ澄ませて、慣れてきたら、今度は逆に、周りを見回してみてください。
自分の身の回りには、思いのほか多くの情報があります。壁の凹凸とか、影の濃淡とか、すみっこのホコリとか、車の音、風の音、美味しそうな匂い。
脳疲労が起こっているときや、過集中しているときは、大抵、そういう情報を無視して過ごしてしまっています。なぜなら、何かに集中するためには、それ以外の情報をカットしないといけないからです。
自分たちがスマホやパソコンに集中しているとき、思ったよりも多くの感覚をカットして過ごしています。部屋の温度、周りの音、匂い、身体の張り…etc。マインドフルネスがなぜ脳疲労に効果があるかというと、そうした感覚を取り戻すことにあります。
とにかくまずは10分、自分の身体や身の回りに感覚を研ぎ澄ましてみてください。ストレッチでも、マッサージでも、皿洗いでも、お掃除でも、ただ周りに耳を傾けるだけでも、何でもOKです。
そして10分過ぎたら、もう10分、1時間と、時間を伸ばしてみてください。感覚が研ぎ澄まされた時間が長ければ長いほど、ストレスは劇的に低減されていきます。
感覚が敏感であればあるほど、自分の感じるストレスの原因は自然とわかります。肩の凝り、目の疲れ、さらには、自分の抱いていた幻想、恐怖など、そうしたあらゆることに気づきやすくなります。そして、気づくことさえできれば、大抵のストレスは自然となくなります。
まとめ: ストレスの原因は、感覚を無視していることにある
さて、タイトルにも入れた、なぜマインドフルネスが過集中や脳疲労に効果があるのか、ですが、ここまで読むとお分かりいただけたかと思います。
自分たちは、普段、思いのほか多くの感覚をカットして過ごしています。マインドフルネスは、そうした無視してしまっている感覚を取り戻すことに重点を置いていて、感覚を取り戻すことで、自然とストレスの原因に気づき、そして気づくことで自然とストレスが消えていく、というプロセスが起こります。
よく仕事で、課題はリストに書き出すことさえできれば、もう8割は解決しているといいますが、まさにマインドフルネスでは、それが身体に起こっていると考えると良いのではないかと思います。