大西配列練習 2日目: 英語における偏り
昨日から大西配列を練習していて、早速、最も懸念していた英語打鍵における問題が少しずつ分かってきた。
まず、L
が最左側にあることで英語において左薬指の同指率が高くなってしまっている。特に、I'll
など、'll
が頻出の英語打鍵においてこれは結構痛いのかもしれない。
また、my
やthe
、they
、by
など、英語でよく出てくる単語が打ちやすいとは言いづらい。( by the way
が自分はうまく打てない…。 )
あと日本語でも英語でも頻出する sh
が薬指→小指なので、慣れないと辛い。同様に hypsb
あたりに偏る単語 ( push
, hyper
, bypass
など ) は小指がつりそう。
……こうして考えると、やはり配列というのは何を重視するかによってどうしても何かが犠牲になるもので、自分自身が何を最重視するかとの相性の問題が改めて大きいと感じた。
設計思想上はAstarteも大西配列も、理想に近い部分があるように思ったのだけれど、ローマ字配列・英語配列というのは考慮すべき点が思った以上に多いようで、もう少し吟味して集中的に練習する配列を決定したいと思う。
Keyboard Layout Analyzerの限界
Keyboard Layout Analyzerとにらめっこしていて気づいたのだけれど、こうした分析ツールにはどうしても限界がある。
例えば同指率を測定する上で、実はキーボード配列ではどの指で打つかは比較的柔軟なことが多くて、それを機械的に1つに定めるとどうしても同指率が上がってしまう。例えばQwertyでのP
は、薬指でも小指でも打てるし、CE
を人差し指→中指と打つのは比較的普通なのではないかと思う。
そう考えるとこの辺にデータ分析の限界が存在していて、やはり前提条件を吟味した上で、最終的には個々人の指の特性などで直感で判断せざるをえない部分が多分にあると感じた。