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興味を集めることの難しさ ―― 心から楽しいと思うことを共有する勇気と大切さ
今日も懲りずに薙刀式練習なのだけど、内容は最近よく考えていることについて。
みんな自然とそうなっていると思うのだけれど、仲間や家族や会社というのは、基本的には多くの共通点を持っていると思う。共通点が多ければ多いほど話は弾むらしいし、自然と惹かれ合うという。
逆に、興味のない人に興味を持たせたり、やる気を出させるというのは非常に難しくて、疲れるというのを最近感じるようになった。
もちろん自分のやっていることに興味を持ってもらいたいとは思うし、自分のやった成果を何かの折に発表したりすることはある。けどそれとは違って、例えば仕事だからといってやる気のない人のやる気を引き出したり、興味を惹いたりというのは、たまにはやってもいいとしてもどこかで限界がくる。
特にコロナ禍でのリモートワークであったり、副業であったり、仕事のスタイルが多様化したことによって、互いに興味がない時間というのが存在するようになった。これは逆にいえば個々人の時間をとれるようになったということでもあるので当初は自分も歓迎していたのだけど、互いが互いに興味がないということほど辛いことはないと、この2年間で強く感じた。
先週からの転職ではそのことをかなり強く意識していて、会社選びでは大前提として、社員がみんな会社のやっていることに強く興味を持って自律的に動いていて、各人がそれぞれのやっていることを本心から好きでいる会社を選ぶことにした。
これって以前はなんにも感じてなかったのだけど、レアなことだと思う。特にこれが高い報酬がないなかででもやっているのはさらにレアかもしれない。他方でボランティアとはちょっと違うかなとも思ってて、その辺のバランス感覚は難しいのだけど、自分のやっていることに全員が信念を持っているというのは尊いことだと思う。
その土俵を作るには、心理的安全性を担保することも大切だろうし、何より各人が本当に面白いと思うことを実践して、それを仲間に心置きなく共有できることが、一番大切なことかもしれない。
…… 最近はそんなことを考えつつ、日々どうやったら楽しい毎日になるかばかり考えていたり。夏の夜の戯言。
残暑
今日も懲りずに薙刀式での打鍵練習を兼ねてブログ更新。
今日は久々に夜少しだけクーラーを切ってみたのだけど、まだまだ暑さがだいぶ残っていて暑かった。でもこうやって少しずつクーラーを切ってみようとか窓を空けて過ごそうとかできたのはよかったな。
先週までの反動で、だいぶ坐骨神経痛が出るようになってしまっていて、これはストレッチとかをちゃんとしないとヤバいなと感じた。
でも腰椎間板ヘルニアになったばかりの頃の数十mも歩けない時期とは違って、外出したり慣れない椅子に座ったりすることでの反動なので、最近は結構たくさん歩けているし、多分波があるんだろうなと思う。
ちなみに先週転職して今までと違う仕事をしているのだけど、通勤に慣れたりとか、業務内容の把握をしたり、新しい人と話したり、やっぱり転職はいろんな変化があって想像以上に疲れることを実感。
自分は転職回数が多い方だと思うのだけど、これは何度やっても慣れはしないかもと思ったりする。
気づきとしては、今までリモートワーク中心にやってきて、特に今までは仕事関係の人もリモートで直接は会えなかったりして、意思疎通が難しいことも多かったのだけど、オフィスワークだとその辺がだいぶ違うことを再実感。
でもそれぞれ良さもあるので、個人的にはハイブリッドワークくらいがちょうどいいかなと思った。リモートワークでも出勤でも、みんなとの時間はとりつつ、自分の時間も確保するような、バランスをとったくらいが自分には向いてそう。
自分は昔から他人の方を優先してしまったりとか、逆に他の人が話しているときに特定のことが気になって考えていたら上の空になるといったことが結構多いので、今のバランスが良いのだと思う。多分このへんはきっと人それぞれなはず。
ビデオ会議で疲れない方法: セルフビューを非表示にする
概要: ビデオをオフにするのではなく、セルフビューを非表示にするのが効果的
意外に簡単で効果的なのだけど、実はできるということを知らない人が多いので記事にしてみることにした。
リモートワークが中心の仕事を2年ほどして、毎日ビデオ会議ばかりしていて、Zoom会議で疲れるのを避けるにはどうしたらいいか探求した結果、「セルフビューを非表示にする」のがかなり効果があると気づいた。
セルフビューというのは自分が映っている映像のこと。日常生活では自分自身を見ながら話すことなんてほとんどないのだけど、Zoomなどで自分自身が見えているとつい見てしまい、疲れるということに気づいた。
ビデオをオフにするのではなく、セルフビューを非表示にするだけで、相手には自分が見えていても気になることはなく、相手は自分の映像が見えるので安心できて会話も弾む。いざ自分の映像の確認が必要なときは設定画面で見たり、オン・オフできるので、だいぶビデオ会議ライフが快適になる。
ただ難点としては、セルフビューの表示・非表示の切り替えができるサービスとできないサービスがあるので、できないサービスの場合は自分の映像を小さくするなどの工夫が必要。
Zoomでのやり方
Zoom ミーテイングを開始するかそれに参加します。 ミーティング開始時にはスピーカー ビューに自動設定されており、自分のビデオ映像が自分のディスプレイにも表示されます。
自分のビデオ映像にカーソルを合わせ、ビデオ内の省略ボタン をクリックすると、メニューが表示されます。そこで [ セルフビューを非表示にする] を選択します。 自分のビデオ映像が、自分には表示されなくなりますが、ほかのミーティング参加者には引き続き表示されます。
Teamsでのやり方
Teams会議中に自分の映像を見たくない – Livestyleクラウドサービス
1.カメラがオンになっていると右下に自分の映像が表示されます。
2.①自分の映像の上にカーソルを移動し①【…】をクリックし、②【非表示にする】をクリックします。
Google Meetでのやり方
Google Meet で参加者を表示する方法について - Android - Google Meet ヘルプ
その他のサービス
- Skypeではできなさそう…。残念。
まとめ
これだけで本当にビデオ会議疲れがグンと減るので、ぜひお試しあれ。良いリモートワークライフを!
関連記事
自分が書いた記事ではないですが、関連する有益な記事があったので貼っておきます。
薙刀式練習 (再) 32日目: WPM117 / 進捗の表現法(数値指標の目的と選択肢)
そういえば、大岡さんが書いていた記事がふと目にとまったので少し言及してみたいと思う。打鍵練習では速度指標が妙に目がつくという話。
確かにこの練習記録においても、速度記録は残していっていて、結果的に冒頭部分にスクショとともに貼ってあるので印象としては速度の成長記録に見える面もありそうな気がする。
実は自分自身はさほど速度自体には興味はないのだけど、成長記録として何らかの客観的指標、いわゆるKPIのようなものが残せたらと思って付けていっていて、それ以外の定性的な部分を補うものを文章として書き残している。
そう思うと、例えば速度ではなくて打った文章量だとか、なにか心理面を表す数値指標に置き換えていってもいいかもと思ったりする。計測の簡単さと練習の楽しさで寿司打とe-typingとタイプウェルの記録を残していっていたりするのだけど、例えばKeyboard Layout Analyzer (これとかこれとか) にあるような指標を残していくことはちょっと考えてみたい。
(ちなみに寿司打やタイプウェルについては自分は超大好きで、単純に寿司打をプレイしている時間は好きなので、もし数値指標を変えたとしても記録は残していくんじゃないかと思う。ドメインを維持したりWebGLで無料で公開し続けてくれている作者様に超感謝。)
以前も少し記事として書いたのだけれど、自分は休日の物書きを一種の瞑想としてやっている節が大きいので、書いている内容の価値を発信している時間と、打鍵に集中している時間は、実は大きく分けている。
でも記事中にも書いたように不思議と両者は共通する点が多くて、結果的に快適に長時間打てることを追求するのはあまり変わらないし、書いているものの質自体も、その時の視点はいろいろあっても結果的には時間をかけるほど向上していくし、そういう部分は不思議だなと思う。
一方で明確にいえるのは、自分は目的と手段が入れ替わることについてはかなり意図的にやっていて、歓迎している部分が多分にある。瞑想やプログラミングがそうであるように、只管打坐ではないけれど、ただ座るとかただ書くというのは自分は結構好きで、それはおそらく自分がアウトプット自体の価値で商売をすることがないからかもしれないけれど、目的と手段の入れ替わりというのは常々起きているように感じている。
ただ、前述のようにアウトプットしたものの価値を重視するときもあるので、そういうときは逆にいえばあまり手段にはこだわっていないようにも思うけれど、後から振り返ると明確にツールのこだわりが残っていたりするので、こういう無意識の部分は本当に不思議なものだと思う。
……と、だいぶ中身が脱線したけれど、自分が打鍵練習しているときは結構その打鍵している時間自体を優雅に過ごすことに比重があるかなと思っていて、たとえ打鍵自体が遅くてもゆっくりと流れる時間を楽しんだり、逆にどこをどう工夫すればさらに速く打てるようになるのかを探求することが楽しかったりする。
そう思うと、客観的な指標として速度指標を残すことは一理あるんじゃないかなと自分は思っていて、質的なものが比例するかはわからないけれど経験の蓄積と比例する部分はあるように感じているので、指標自体は今後も選びつつ、何らかの客観的数値を残していくこと自体は続けたいと思う。
(ふと思ったけど、QMKキーボード自体とかパソコンに万歩計的な打鍵数の記録を残しておいて、練習記録に付加するのは案外よさげかもしれない。でも打鍵数って残せるのかな?)
薙刀式練習 (再) 29日目: WPM122 / 拗音拡張とローマ字配列
前回の更新から約2週間くらい経ったのだけれど、いざ測ると速度的には実際さほど速くならず。( 寿司打は実際はかなりブレがあって、2.0〜2.5回/秒の間で上下する。 )
ただ体感的にはだいぶ配置を意識することなく、ぼーっとしてても打てる感じになってきたように思う。
ミスタイプはまだまだ多くて、特に拗音拡張がまだ速く打てないので、それが計測時の速度を落としてしまっている原因のようだけど、新下駄配列の練習時と同様、よく打つ単語とコンビネーションはサクサク打てるようになってきたので、実際に文字打ちするのは現段階でもさほど苦ではない。(ただ、途中で実は薙刀式v14からv15に移行したので、慣れてない部分がある。)
練習時の傾向が新下駄配列と似ているのと同様に、打鍵感もこの段階になると想像以上に新下駄配列と似ているという印象で、かつ親指シフトも存在することによって、実際に熟練して打てるようになるにはまだまだ練習が要りそう。
ただ、薙刀式のいいところはさほど熟練していなくても記憶やロジックを頼りにガンガン打っていけるところにあるように感じていて、新下駄配列のようにある程度熟練しないと普通に打てないというわけではないのが興味深い。これはある意味でDvorakやAstarteのようなローマ字配列の特色と似ている気がするし、一方でやはりかな配列であり、親指シフトであるので、個人的にはとても不思議な感覚。
正直ここまでして新下駄配列と別に薙刀式を打てるようになる必要性の是非を時々感じるのだけど、以前書いたように、今の自分にはなんとなく人差し指・中指シフトだけでなく親指シフトを組み合わせて使えるようになることが一つのブレイクスルーになるような気がしていて、かつ新下駄配列は他人に薦めるには苦行過ぎるので、自分自身も「普通の」かな配列を打てるようになっておきたいという狙いがある。
とはいえ、タイピング練習をずっとやっているとなんだか涼宮ハルヒの憂鬱の『エンドレスエイト』ような気分は若干あって、いくらタイピング自体が好きとはいえ、一定の練習時間を毎日確保するのはそれなりに精神力が必要だなと思った。
拗音拡張とローマ字配列
ちなみに薙刀式の拗音拡張を練習していると、逆にQwertyなどのローマ字配列はよくできているなと関心していて、ヴィヴァルディ(vivarudhi)なんかはローマ字配列ではサクサク打てる割にはJISかな配列では大苦戦するし、SHOやJO、RYOなど、どんなコンビネーションも2,3打に収まる実用性が、実はローマ字配列人気(?)を支えているのかなと思ったりした。
そう思うとJISかな配列に拗音拡張さえ入れればいいんじゃないかと思ったりするのだけれど、そうするとまた覚えやすさだとかいろんな問題が出るはずで、JISかな配列で拗音拡張だけ付けたバージョンがないのはそういうことなのかなと思ったりもした。
Karabiner-Elements (macOS) で薙刀式v15fixに対応した
もともとv14対応版は存在していたので、フォークしていじって作った。ついでにローマ字タイピングゲーム用も作成。
(追記: 実際に使ってみたところ、ミスがあったため修正。これでちゃんと打てるようになったはず。)