新下駄配列練習25日目: "E" 到達
常用の効果と、長文へのトライ
新下駄配列を仕事でも常用するようになってから、かなり速度の伸びが加速した感があって嬉しい。
(ちなみにFに初到達したのは一昨日だけど、ランキング記録に載っていないのは一昨日だけ別パソコンだったせい。台風10号のさなかだったので普段のデスクトップじゃなくてノーパソだった。)
正直もう少し練習したらもっとパパパッと打てるようになるんだろうなーっていうストロークは多々あるけれど、改めて普段使いの大切さを実感。
ここ数日で非常に定着した感があるのはやっぱり拗音で、「じゃじゅじょちゃちゅちょ」あたりが以前に比べてサクサクと打てるようになった。
また最近は打鍵速度が上がったので、マイタイピングで夏目漱石の『こころ』を打ってみたりとか、長文にも挑戦できるくらいのポテンシャルが出てきたので、指数関数的に打鍵の安定感が増している感がある。
あんまりダラダラと書くと駄文にはなりがちだけど、ここにこうやって書く文章も、打鍵スピードの向上に比例して多くなっているので、やっぱり打った分だけ上達しているんだろうなと思う。
中指同時シフトと打鍵のリズム
ちなみにFからEに上がった瞬間から、なんとなく次のレベルに上がるコツとして、速度に乗る感じみたいなのが必要な気がしてきた。
新下駄配列は左右同時打鍵が存在しているせいか、自分の中で一定のリズムを刻んで左右打鍵をシンクロさせているような感じがあって、放って置くと同時打鍵が一定のリズムで定着しがちな気がする。それをできる限り毎回もっと速くと意識することで、意識的に自分のリズムが打破されて速くできるような気がした。
両手の動きを同期して打鍵するというのは、多分思ったよりもコストのかかる動作で、親指シフトの同手同時打鍵ほどではないにしても、中指同時シフト (薬指同時シフト) 系配列に特有の足かせなんだろうなと思う。
でも自分は親指シフト系の「指がしゃべる」と言われる所以の「1モーラ1アクション」の美学と快適さがとても好きなので、いまさら前置シフト系にするつもりはあんまりない。
そう考えると、同時打鍵は「指がしゃべる」ためのトレードオフなんだと改めて思う。
同時打鍵が足を引っ張る感じは、文章量アップによる慣れと、意識的な左右シンクロ速度アップでなんとなく克服できる感じはあって、多分それが最近の速度向上に現れていると思うので、ひょっとしたらまだまだ短期間で速度向上する余地はあるんじゃないかと思う。
打/秒 (KPM) という単位
ちなみにちょっと話は変わって、ランキングにSpeedとして表記される打/秒 (KPM)という単位は、配列を行き来する自分としてはなかなかややこしい。
自分のローマ字タイピングは平均的には400打/秒 (SAランク)、今回のかな入力が150打/秒 (Eランク) で、これを同じ土俵で比較するには 文字/秒 にしないといけない。
ローマ字はざっと2で割っていいとして、かな入力は濁点があるので微妙に悩む。とりあえずローマ字2打、かな入力1打としたときに、先の数値でローマ字200文字/秒、かな打ち150文字/秒。そうだとすると、速度的には現時点で既にローマ字入力に迫ってきているような気がして、俄然やる気が出る。
でもランク表記的には前者がSAで、後者がEで、なんだかなという感じ。計算間違ってるのかな。
今度ローマ字入力とかな入力の速度を同列で簡単に比較できる方法探してみよう。
……と、すぐ思いついたけど、ローマ字入力版を打ってみればいいんだな。そしたらスコアも分かりやすくて良さそう。
新下駄配列練習23日目: "F" 到達
昨日Gに到達してから、遅さの一因が拗音入力のたどたどしさにあると感じ、カタカナ語を集中的に練習したら、案外すぐにFに到達した。
この勢いで寿司打も0円に到達してくれないかなーと頑張ってみたけれど、あと一歩届かず。
でも確かな手応えはあり、次の課題は一瞬で打鍵できない文字を減らすことかな。最近一瞬で打鍵できない文字が明らかに両手同時押しの特定の文字にあると感じてきて、それを減らすにはどうしたらいいのかはわからないけど、とりあえず常用を続けて毎日少しずつ手に馴染ませるほかないという印象。
拗音拡張みたいに記憶自体が不確実なキーに関しては集中的な練習の効果があるけれど、反射スピードの向上とか記憶の定着とかは多分毎日継続することでしか伸びてはいかない気がするので、気ままに普段遣いしていくしかないかな。
ただやはり、「みゃみゅみょ」「びゃびゅびょ」「シェジェチェ」のように、頻度が低い拗音拡張については、普段遣いだけでは定着が遅れそうなので、たまにカタカナ語中心の練習をすることで補っていこう。
新下駄配列練習22日目: 念願のG
長いことHから抜け出せずにいたけれど、ここにきて一気に体感速度が上がった。寿司打でももうちょっとで0円になりそうな惜しいライン。
やっぱり速度向上で大きかったのは普段使いの浸透で、全てではないにしても仕事やブログ書きで使い始めたのが大きい。たぶん昨日書いた長めの記事とかで、RPGで言うところの"経験値アップ"したんだろうな。もちろん今も新下駄配列で書いている。
体感的にも、普段使いを始める前と後とでは速度の差は大きくて、本当にサクサクと打てるようになってきた感がある。
やっぱり配列が良くできているので、使えば使うほど入力速度は速くなっていくし、一部の単語を除いて軽快に打てて手も楽。
入力の反射速度が上がってきているので、少しずつSlackとかでメッセージを打つときも使い始めているけれど、さすがにすぐ返答とか高速打鍵が求められるシーンで長文を書くのにはまだ辛い。
けど今のGくらいの速度なら、ローマ字入力と比較しても1/2~1/3程度の速度で打てる一方で、手の疲労度は比べものにならないくらい楽。
なので既に、特に急ぎでない返答とか以外の文字書きでは、自然とかな入力しか使わなくなってきているので、今後は自然と速度も上がる一方で打つ負荷は下がっていくのだろうと思う。
こうやってブログを書くこと自体、前より力まずに自然体で書けるようになっているので、現段階でも新下駄配列の導入効果は大きい。(途中で左右ダブルキーボードにしたのも大きいかな。)
―― そもそもの目的として、打つことを楽にすれば、仕事終わりや土日のブログの更新とかメモ書きなどで書く量が自然とが増えるんじゃないかと考えて始めたこのかな入力導入計画。今の段階でも十分に大成功といえそう。机に向かって思索する時間が前に比べて格段に増えてきていて嬉しい。
新配列習得の投資コストは決して低いとは言えないけれど、タイピング練習自体が自分は結構楽しみでやってるので、マイタイピングで太宰治とか夏目漱石の文章を打ったり、好きな歌の歌詞を打ったり、それ自体を楽しみにしていければそこまで苦ではない。
一方で逆にいままでとても不思議だったのが、ローマ字入力 (QWERTY) はタイプウェルでXH程度に速かったにもかかわらず全く仕事中以外で書く気が起きなかったので、よほどローマ字入力するのに無意識で手や首肩に負担をかけていたのかもしれない。
今後は日本語入力だけでなくて、プログラムで英字入力することも少しずつ楽にしていきたいので、長期的には、Programmer Dvorakとかの導入も考えていくかもしれない。
クラウド版アウトラインプロセッサ "Workflowy" に全てを書いてみることにした
思考整理ツール選びに苦戦
自分は元々、"書いて頭を整理する" タイプなのだけれど、なにに書き込んで思考整理していくかで、長らく悩んできた。
ブログもその思考整理の一環であることは間違いないのだけれど、仕事やプライベートも含めたTODOとかを書き込んでいくわけにはいかない。
それで、当然最初はアナログのノートやホワイトボードとかに書いていて、いまもそうだけれど、まずある時期からEvernoteがメインになり、自然とiCloudノートに移行し、三年前からiCloudノートに加えて去年まではTaskworld、今年はTrelloと、ツールは実験的に徐々に変えてきたものの、どれもいまいちしっくりこなかった。
特にTaskworldやTrelloにしてからは、TODO管理としてだけ考えると便利だったけど、書く総量はなんだか減ってアイディアが広がらない感があり、かつiCloudノートだけではいまいち思考整理がうまくいかず、結局ノートに書いて整理したりしていた。
でもアナログのノートに思考整理すると、そこに書いたことが貴重だったときに、あとで見つけるのが大変。かといって、iPadとかのデジタルノートにすると、手元にないときちょっと残念。
こうして自分のスタイルとツールがあっていない感がだんだん強くなり、最近真剣に考え直してみた。
構造の自由度+並べ替え = アウトラインプロセッサ
自分は思考整理ツールにいったい何を求めているんだろうなぁと考えてみると、まずは気軽さかなと思った。
他にも必要な要素はいろいろあるけど、なんだかんだ言っても、使わなければ全く意味がないので、一番大事な要素だと思う。
TaskworldもTrelloも、結局TODOが溜まってきたときのTODO管理にしか使わなくって、普段はあまり見なくって、それであまり使わなくなって結局ノートがメインになってたパターンだった。
じゃあ何が満たされていたら気軽に使えるかな、と考えると、自由な構造にできるってことじゃないだろうかと思った。
タスクや思考を整理していくとき、どんな構造が合っているかはやってみないとわからないし、最初からそこに制約があると使いづらい。
その点でアウトラインプロセッサ(またはアウトラインエディタやOutliner)は最高のツールだと以前から思っていたのだけれど、昔はクラウド版がなくていまいちポータビリティというか便利さに欠けていたので、正直だいぶ長い間、頭の片隅に忘れていた。
WorkflowyかDynalistか
最近になってふと、長い文章をまとめるのにアウトラインプロセッサが使いたくなって、クラウド版のアウトラインプロセッサがあると知った。
そのとき、クラウド版のアウトラインプロセッサなら、思考整理ツールとして最強なんじゃないかと思い始めた。
で、まず悩んだのがWorkflowyにするかDynalistにするか。
正直無料でほぼいくらでも使えるという点ではDynalist一択。ただ自分は気軽さと自由度の高さでWorkflowyにした。
Dynalistはアウトラインエディタとしては十分すぎる完成度なので、いろいろ凝ったり、誰かと共有して一緒に使ったりするときはDynalistがいい。使い勝手も普通のアウトラインエディタ+エクスプローラー (or Finder) をそのままクラウドに持ってきたという感じなので、馴染みやすい。
一方でWorkflowyは、フォルダやファイルという概念がなく、全てがアウトラインという点が一番気に入った。というのも、思考整理に使うときはどこから枝葉が生えるかわからないので、最初からファイル分けとか全く気にしなくていいのが個人的には気軽でよかった。
フォルダやファイルがなくてどうするのかというと、ズーム機能を使う。
ズーム機能が超便利
WorkflowyにもDynalistにもある機能として、ズーム機能がある。
特定のリストの編集に集中したいときや、構造が深くなりすぎたときにとても便利な機能で、特にWorkflowyにとってはコア機能。
好きなリストを選んでズームすると、それ以外のリストは非表示になってパンくずリストが増え、選んだリストだけが全画面表示になる。
アウトラインエディタの唯一の欠点がネストが深いと見づらく書きづらいという点なので、Dynalistを使う場合もズーム機能を活用すると幸せになれると思う。
この機能、正直普通のアウトラインプロセッサに必須で付いてたらいいのにな。
Workflowyは書くことに集中できる
多分Dynalistでも慣れれば普通に記録やTODO管理していけると思うのだけれど、Workflowyはホント書くことだけに集中できるのが便利で、それだけで課金の価値があると思った。もともとTaskworldに月980円かけていたので、月500円くらいならという感覚もある。
Workflowyなら細かいことは気にせずあとからいくらでも構造が自由に変えられるので、ホント気軽に始めて何でも書いていける。あと余計な機能を削ぎ落としてあるのも個人的に好み。
難点としては、やっぱり普通に使うには課金が必須なのと、Dynalistもそうだけどブラウザ版のロードが遅いこと、あと課金ほぼ必須なので複数人で使いづらいことくらいかな。
Dynalistもいずれ価格が上がっていくことを考えると、将来的にはDyanlistのほうはもっと多機能型に特化していって、Workflowyはシンプルさで売っていくんだろうな。
……ということで、自分はメモ書きとタスク管理を全部まとめてWorkflowyにすることにした。また何ヶ月とか何年とか使うといろいろノウハウが溜まってくるだろうから、そのときまた都度ブログにまとめていこう。
将来のことはわからないけれど、ひょっとしたらDynalistとかGoogle Drive+別のアウトラインエディタに乗り換えたりしてる可能性もある。当分はなさそうだけど。
新下駄配列練習20日目: Hで若干伸び悩み
4日前にグレードが初めて"H"になってから、確実に平均速度と最高記録ともに伸びているものの、最近文字をかくことが減っているせいもあって伸び悩み。
確実に練習量に比例しているのは明らかなので、普段使いが今以上に自分の中で浸透していけば速度は自然と向上するかな。
入力の遅さの原因はおもにすぐに打てない文字があるというだけで、ストローク上とか運指の問題にはまだまだ行き着いていないので、ポテンシャル的にはまだまだ速度向上ができそうな気はする。ただ、文字2-gram的によく出るパターンとあまり出てこないパターンの差が激しいので、あまり出てこない組み合わせの両手アルペジオは長期間かけないと習熟できないかもしれない。実用上は推測変換を使えばそれほど問題ないと思うけど、こういうタイピングゲームだと如実に出そう。
それにしても、普段使いをちょっとずつ始めてから、これくらいの文章を書くのもそれほど苦じゃなくなってきた気がして嬉しい。まだまだミスタイプがあまりに多いのだけはしんどいけど、手首の疲労感も全然ないし、入力エミュレータ的に困るようなことも今の所全くないので、入力は快適そのもの。
もっと手に馴染んでくれば、きっと本当に快適で楽ちんに文章を長時間書いていくことができるようになっていくんだろうなと思うと、もっと練習しようと思えて、モチベーションになるな。
あとはソファでついフリック入力で文字書きしちゃう時間をいかにタイピングに置き換えていけるかどうかだろうか……(笑)
新下駄配列練習17日目: 普段使いを徐々に始めてみる
練習の成果が徐々に出てきて、タイプウェルでHは普通に出るようになってきた。これくらいスムーズに打てれば、日常のちょっとした文字入力くらいからなら置き換えていけそう。
昨日ブログを書いていても思ったのが、やっぱり普段使いすることで手に馴染んでくるだろうし、自然とミスタイプも減ってくるだろうから、常用はまだ先の予定だったけど、やはり勇気を持って現段階から常用してみることにした。
例えばPCで検索するときにもローマ字入力は使わないとか、メモ書きとかのライトな書き物など、急ぎでないタイピングから常用していこうと思う。そうやって普段から使う機会を徐々に増やしていくことで、今以上に速度があがってくれば、少しずつメッセージングとかドキュメント書きにも使っていこうかな。
ちなみに学習の進捗の感じでは、左右反転ミスが減ってきて、拗音入力の一発正解が増えてきたのもあって、ミスタイプが徐々に減ってきた。ただミスの比率的には拗音は少なくて、大半は単打も含めた普通の文字なので、まだまだ手に馴染んだというには不十分そう。
でも、拗音がパッと出てくるようになってきたのは嬉しいことで、だいぶ思考がそこで寸断されることは減ってきた。ただ出現頻度が低い「ファ」〜「フォ」や「ティ」などの外来音は、ミスが減ってはきているものの、定着にもう少し時間がかかりそうなので、たまには拗音を集中的に練習した方がいいのかもしれない。
新下駄配列練習16日目: タイプウェルでH
ようやくJを超える記録がたまに出だして、寿司打もやっと「練習」じゃなくて「普通」がプレイできるようになってきて、記録が伸びるようになってきた。
とはいえ、すぐに打てないキーはまだなくならないけれど、一度出てくるとその後はスムーズに打鍵できるようになったので、進歩してきた感がある。
左右反対に入力してしまうことも、まだあるものの随分減ってきたので、左右の手の正しい認識にはやはり日数がかかるみたいだ。
現状で多い間違いは、中指シフトと薬指シフトのミスや、「だ(SN)」と「わ(SB)」を間違えるような隣同士でのミス。この辺りの近距離範囲の認識が固まってくれば、速度は次の次元にシフトしそう。
もうちょい初速が出たら普通に使ってもいいかなと思えてくるんだけど、今くらいの速度だとつっかかる頻度が高いのでまだ微妙だな…。
ちなみに参考のため、ローマ字入力で寿司打をやってみるとこんな感じ↓。単純比較は難しいけど、相当に開きがある。
かな入力も普段から利用するようになってくれば速度も上がるんだろうけど、新下駄配列はまだたまに練習する程度で留まっているので、ここから速度が伸びるのは時間がかかる予感。
そう考えると、早めにローマ字入力に置き換えて通常利用したいところだけど、日常では高速に入力したい場面も多いので悩むところ。それでも思い切って置き換えていくべきだろうか。
今この記事もフリックで書いてるし、案外ブログ更新はPCからよりスマホからが気楽で便利だなあと思えてきて、若干かな入力のモチベーションが下がってきてるけど、もう少し続けてみよう。