しさくろく

試作録、思索録、詩作録、…etc

涼宮ハルヒの憂鬱とMBTI

自分は青春SFモノのアニメが結構好きで、青春ブタ野郎シリーズとか、涼宮ハルヒシリーズ、宇宙兄弟、とある科学シリーズなどをなにかの折に定期的に観る。

今回は涼宮ハルヒの憂鬱を久々に観て、改めて感動した。

先日からMBTIやソシオニクスをスランプ脱出の参考にしていて、実はアニメキャラについて丁寧にまとめてくれているWikiがある。

character-seikaku.memo.wiki

あくまで参考程度ではあるものの、今回こうした大雑把な分類を参考に改めてアニメを見直した。

やってみて思ったのは、こうした典型化というのは、まるでキャラ設計のプロセスを追っているような感覚になるので、単純に楽しいと思った。

ただ、典型化には当然ながら限界があるし、対立軸もその他無数に存在するので、逆にこうした典型的な部分から外れている部分が、キャラの個性となるような感じがした。ある程度予定調和がありつつも、逸脱があるというのがエッセンスとなって面白い。

自分のMBTI分類はENFPなのでハルヒに立場的には近いものがあると考えながら観た。アニメや小説は理想化されているし、個々人の特殊事情もあるので一概に言えないものの、非常に多くの気付きがあった。

ちなみに自分は設問によってENFPとINFPでよく変動するのだけれど、下記8つの心理分類を鵜呑みにするならば本質的には似た部分が多くあり*1、体感的にもそれは実感するところなので、ハルヒキョンの言動や心理描写に注意を払いながら観た。

character-seikaku.memo.wiki

今回かなり登場人物に思いを重ねて観たせいか、普段以上にとても感動したのだけれど、こうした分析的な観方もたまには良い。学生時代にDTMをやっていた際に、楽曲分析していたのを思い出す。

元も子もない言い方かもしれないのだけれど、分析的な観方をしても普通に観ても、良いものは良いし、感動するし、微妙と思う点もさほど変わりはしない。それでも、自分の求める情報を精査できるのは分析的視点の良いところで、それなりに気づきが得られると今回学んだ。

MBTI的な見方での感想は、普通に見たときとの感想とさほど違いがないので割愛するが、個人的に長門有希ハルヒとの関係性は以前より納得感のあるものとなり、長門について今ひとつ理解できなかった理由が、自分の視点はハルヒと同質だったのかもしれないと感じた。あと、ハルヒに敢えて主眼をあてて観ると、キョンがなかなかにひどい振る舞いのときがあるのでハルヒが怒る理由も納得がいく。

なお、自分は眼精疲労が結構ひどいほうなので、社会人になってからはアニメを観る頻度は減っていたのだけれど、こうしたこともたまには良いかもしれない。

*1:MBTIではENFP: Ne-Fi-Te-Siと INFP: Fi-Ne-Si-Te となっていて、優位性が入れ替わるのだけれど、一方ソシオニクスのIEEとIEIだと各要素で単純にiとeが反転する。理解が浅い部分が多いので不思議に思いつつ、今後の学習目標としたい。