Dvorak配列練習14日目: 練習本格開始
さて、以前から新下駄配列の練習というか常用をしていることには変わりないのだけど、とても新下駄配列が手に馴染んできて文章入力が楽しいこともあり、以前から手を付けたかったQWERTYの置き換えに挑戦することにした。
14日目以前の経過 - iPad設定と暗記
適当に今日が14日目としているけど、実際は年末から少しずつ準備自体はしていた。
1日目はまずiPadにGboardをインストールすることから始めて、iPadで検索するときだけ少しずつDvorak配列に目を慣らした。
7日目くらいまではそれしかしてなかったので配列を覚えたりとかは全くしてなかったし、PCへのインストールすらしていなかったのだけれど、ふと実家帰省中の新幹線で暇だったので配列を暗記して、乗り換えた高速バスのなかで脳内タイピングで実際の配列と指の感じを初めて合わせた。
ちなみに暗記に使ったのは次の画像。境界面がわかりやすかったので、脳内タイピングに適していた。自分バスでは文字を見ると酔いやすいので、暗記自体は新幹線で、バスではたまーに確認した感じ。ほとんど語呂合わせで覚えたのを左から読んで脳内で復元したりしてた。
Dvorakを実際のキーボードで打ったのはその次の日の8日目が多分初で、Windows PCにやまぶきRに新下駄配列と一緒に使えるyabを作ってセットアップした。
それからは10日目くらいにKarabinar用をインストールして、14日目の今日やっと新下駄配列と統合しつつ記号のJIS対応をしたバージョンを設定して、今はそれを使ってMacBook Airで書いている。
なので、実際このブログ記事は新下駄配列+Dvorak配列で打っていて、ほとんどアルファベットが出てこないので9割方新下駄という感じ。
Dvorakを選んだ理由
これが相当悩んだのだけど、ちなみにかな配列のときは、まずJIS配列、次に親指シフト(NICOLA)、そして薙刀式、最後に新下駄配列と、少しずつ移行期があった。正直ポメラを持っていたのもあってNICOLAで落ち着きたかったし、その次にトライした薙刀式のときはもう配列を変えることはないだろうと思っていたので、最終的に新下駄に落ち着いたのは自分的には予想外ではあった。
で、なぜDvorakかというと、実は最初はEucalyn配列にしようとしていた。Vimとの相性を考えてEucalynがいいかなと思っていたのだけど、どうせ困ったらQWERTYに戻せばいいし、日本語は新下駄で打てるのだから、英語の入力効率が一番良くて楽しい、さらにいえば最終的にプログラミングにおける打鍵が楽しくなる配列にしたくて、Dvorakを選んだ。
多分当分の間は、新下駄もそうだったように実践投入することはないので、Vimのキーバインドをどうするかはそのときになって決めようかと思っている。最終的にはProgrammer's Dvorakにしたいと思っているし、Symbolキーを定義した派生版もいいんじゃないかと思っている。ひょっとすると、もういくつかレイヤーを定義して、そのレイヤーでVim用のキーバインドを定義するという手もあるかもしれないし、DvorakユーザーにもそこそこVimmerがいるっぽいので、多分移行しようと思えば問題なさそうという楽観的観測。
つまりまとめると、新下駄で日本語入力は事足りているので、英語の打鍵、コードの打鍵を楽しくしたいという単純な思いからDvorakにした。
よってDvorakでローマ字入力することは一切ないので、ローマ字の練習は特にしないと決めているし、IMEがオンの間は新下駄に切り替わる。なのでしばらくは外来語の頭字語と英語の入力だけをDvorakでしていき、本当に慣れてきてある程度高速打鍵できるようになったらプログラミングにも少しずつ投入する考え。
Dvorakの第一印象
まだ全然流暢に入力することができないので第一印象でもなんでもないのだけれど、思ったよりブラインドタッチ自体は簡単だった。覚えるキーの数は新下駄に比べるとものすごく少ないのでそりゃそうだ。
ただブラインドタッチができるのと早く打てるのは全く別の問題で、例えばDvorakやQWERTYという文字列を打つこと自体随分ゆっくりしか打てない。これは多分これから慣れていればぐんぐん早くなるんだろうなと思う。
今のところ打ちにくいと思うのは lsとgh くらいで、ls は右手薬指と小指なのでアルペジオはしづらいわけでもない。ghは頻出する割にすごく打ちづらいのでどうにかならないかな……。Lが出現頻度の割に遠いのもちょっと辛くなるかも。それ以外の単語はごく一般的な単語しか打っていないものの、どの単語もそんなに引っかかりを感じる単語はほぼないので、慣れると楽で早くなりそうな予感はする。
ただちょっと残念な気がするのは、ローマ字入力からかな入力に移行したときのような驚きはないというか、特に他の英語配列に比べて全く異なる概念があるわけではないので、これから慣れるプロセスは多分結構地味なものなのだろうなと思う。まだまだQWERTYに切り替えたいなと思っちゃうし、Dvorakにして人生が変わったと実感できる感じでは全くないので、ホントこれからという感じ。
そもそも自分、コードを書くとき以外はほとんどアルファベットを打たないし、書くとしてもMacとかWindowsとかみたいな単語ばっかりなので、新下駄のとき以上に練習する機会をあえて設けないとなかなか上達しないかもしれない。
とはいえ、最終的なポテンシャルはものすごく高そうな予感がすごくしているので、これからが楽しみ。何よりQWERTYなしで全ての文字が打てるようになったことがとても嬉しいので、本格練習初日としては十分な喜びかも。
個人的には、この文章を最初から最後までQWERTYなしで打てたという事実が、何よりもすごく嬉しい。かな入力の練習をし始めたときの自分に教えてあげたいくらいの大進歩かなと思う。こんな感じで新下駄と同様にDvorakもスムーズに打てるようになるといいんだけどな。
ブログ記事自体、前にQWERTYで書いていたときはこんな楽しく書いていなかったし、こうやって自分がリラックスした状態で思い思いに文章を紡いでいけること自体、配列を変えた効果はすごくあったと思う。この楽しさが、コードを書くときにもきっと生まれるようにと信じて、少しずつ練習していきたいな。